寄り添う花のように私はあなたの側にいたい
ドアが開いて、保さんは私の右手を、自分の左腕に置いた。

「小花。僕がどんな決断をしても、受け入れてくれるね。」

「えっ?」

保さんを見ると、微笑んでいる。


保さんは、もしさわかさんと結婚したとしても、私を無碍には扱わないだろう。

「いいね。」

「はい。」

そして私達は、お客様達に挨拶をしながら回った。

「保さん、このお嬢さんは?」

挨拶した先で、必ず聞かれるこの言葉。

「僕の大切な人ですよ。」

その度に、保さんはこう答えてくれた。

聞かれる度、何度も何度も。


そして、奧から刺さるような視線。

さわかさんからだ。

気にしないようにしても、何度も刺さる。

それだけさわかさんは、私を敵視しているのだ。

一通り挨拶が終わって、保さんはさわかさんのお父様に、挨拶をした。
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