旦那様は征服者~帝編~
*****帝 side*****
紫織を散々キスで翻弄して立てなくして、抱き上げた。
「恥ずかしいなら、俺の首に顔埋めてて……」
と言うと、おとなしくその通りにした。

凄く気持ちいい━━━━━

紫織が俺のモノだと、わからせることができた。
そして今も俺にしがみついている。
こんなに狂喜で、身体が震えることがあっただろうか。

「佐倉、帰るから車をまわせ」
「はい、かしこまりました」
紫織を乗せ、その後俺も乗り込む。
「帝…」
目を潤ませた紫織が、俺を見上げしがみついてくる。
この目は、もう身体が疼いている証拠。
そうやってまた、俺の理性を壊すんだ紫織は。
ゾクゾクする━━━━━━

「ちょっとお前等、一時間…いや、45分でいいや!時間潰してきて!」
と佐倉と運転手に声かける。
二人が車を出ると、
「紫織…俺の上に跨がって…?」
「え?」
「いいから、おいで?」
「う、うん」
紫織を座らせ、こちらに向かせる。
「ここで、しようよ…?」
「え…?ここで?む、無理だよ…車の中だよ?」
「だから、俺に口答えできるの?紫織」
「でも…」
「まだお仕置き終わってないよ?ほらキス…」
暗くてよく見えないが、きっと耳まで真っ赤だろう。

ゆっくり紫織の顔が近付いてくる。
「ンンン……」
紫織のドレスのファスナーを下ろす。
「ンン…!!!」
びっくりして口唇を離そうとする、紫織。
でも頭は俺がもう片方の手で、ガッチリ固定している。
結構そのまま上半身裸になる、紫織。

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