生きなさい<短編>


そうだった。



私には

いつもおじいちゃんが居た。


何も聞かずに
見守ってくれる
おじいちゃんが居た。


こんなに温かくて優しい帰る場所が

いつでも私にはあった。



生れてから一度も私は

独りぼっちになったことなんて

なかった‥







なんだ



幸せ者なんだ‥







私は生れて初めて

温かい涙を流した。









それなのに

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