森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 心の中で叫ぶエディの脳裏に、眠る姫を王子がキスで起こすお伽噺が()ぎる。

(だから、違うってぇぇぇ!)

 子供の次はキスシーン。
 もう、エディはいろいろ諦めた方が良い。

「エディ、おいで?」

 とどめを刺すように、ロキースの低い声がエディのお腹をズドンと刺激する。

 熱くなる下腹部を押さえて、エディは「おっふ」と呻いた。

 エディはお腹にパンチを食らったような気分だと思ったが、それは勘違いである。

 一般的な女性に置き換えるなら、「うっ……孕む!」とお腹を押さえていることだろう。

 それくらい、ロキースの声の色気は凄まじかった。
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