森守の令嬢はもふもふ大型獣人に執愛される
 しどろもどろで弁解するエディに、ジョージの唇が意地悪げにニンマリと笑みを浮かべる。

 悪戯をしかける前の猫のような目に、エディは嫌な予感しかしない。

 本能的に逃げようとしたエディ。だがしかし、ジョージは素早くこう告げた。

「そうだ。では、こうしましょう。あなた方は、アポ無しでやってきて私の貴重な休日を台無しにしてくれた。そんな私への誠意として、エディさんにはロキースに抱っこしてもらいましょう。これなら、私の仕事が捗り、尚且つ罰にもなる。ああ、なんて名案なのでしょうか」

 とんでもないことを言い出したジョージに、エディはアワアワと唇を震わせた。

 そんな彼の膝の上では、ニューシャが小さな手でパチパチと拍手している。

 エディはジョージの小さなお姫様に「裏切り者」と言いたくなった。だが、もともと彼女はエディの味方でもなんでもない。
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