【完】桜色の君を抱きしめたい


ガタン

思わずここに来てしまいました。やっぱり図書室が落ち着きます。

「佐伯さん?」

「凪先輩...!おはようございます」

「おはよう。本探しに来たの?」

「いえ、ちょっと逃げて来ただけです」

「え!?誰かに追いかけられたの?」

「そうじゃないです...!同じクラスの子に挨拶されたんですけど、耐えられなくなって。それで...」

「そういうことか。なんだ、びっくりした」

「すいません」
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