【完】桜色の君を抱きしめたい
「謝らなくていいよ。クラスの子には自分の事、伝えてないの?」

「はい。その方が変な気を使わせなくていいので。罪悪感はありますけど...」

「じゃあ慣れたらきちんと話さないとね」

「はい。先輩...」

「なんだい?」

「どさくさに紛れて頭触ろうとしないで下さい...!セクハラで訴えますよ?」

凪の手は夢花の頭に触れる寸前で止まった。

「結構勘がいいんだね。止めるから訴えないで」

「一回やられたら警戒するのが普通です」

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