一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフの私が「森へお帰り」されちゃいました【プロット】
【登場人物】
ヒロイン
ルーリエ
主人公。一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフ。見た目や精神年齢はうら若き乙女といった感じで、城で働く仲間とともに日々自分の仕事をがんばっている。(ルーリエの仕事……果物を育ててジャムをつくるのがメイン。エルフの種族がこの世界から受けている加護により、ルーリエが栽培すると植物はよく育つ。果樹園だけでなく城の庭園の花も育てている)
エルフとしては、ごく平均的な容姿だが、人間からみるととても可憐な見た目をしている。
淡い金髪に緑の瞳に華奢な体。
城での仕事にやりがいを感じていたが、ある日、なんやかや理由をつけられリストラされる。
基本的には前向きな性格だが、申し訳程度の退職金がはたして森で役にたつのかと不安におののいている。

ヒーロー
アル
ルーリエが森で出会った銀髪の美青年。人間。
エルフのルーリエが『初めて自分と同じ種族、エルフの男性に会ったのかもしれない』とカン違いしそうになったほどのイケメン。
ルーリエが色々あぶなっかしいので、彼女を守る決意をする。
困った者をみすごすことができない性分。人を助けなれていて、恩着せがましくない。
包容力があり、慣れない生活にとまどうルーリエを影日なたになり支える。
基本的にはおだやかだが、ときおりみせる力強さに、ルーリエはどきまぎしてしまう。
実は隣の国の王子で、わけあって森で暮らしている。
アルという名は偽名ではなく本名の愛称。フルネームはものすごく長い。知らない者がフルネームで自己紹介するアルを見たら、『若くて美形な魔術師が詠唱でも始めたのかな?』と思ってしまうくらい長い。
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