天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
「・・・・・勝負ありですね。」
「変態先生。」
「はい、龍君。」
「俺に代打出した事、
一生恨んでやるからな。」
「・・・その割には嬉しそうですね。」
「良くも悪くも、中村以外で俺に意見できるのはあんただけだからなっ。」
「・・その悔しさを忘れないでください。」
「え・・?」
「今日は相性の問題がありましたが、
間違いなく君はこの打線の肝です。
上位打線を務める人には、今日と似たようなシチュエーションは必ずまた来ます。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「次は、君を信じましょう。」
「・・・・・・おう!」
仲が良いのか悪いのか・・
龍ちゃんと変態の会話を聞きながら・・
マウンド上で展開される、
圧巻の憲伸くんの投球!
8回裏も・・9回裏、
最後のバッターも寄せ付けず・・
《2―0をもちまして、
青愛学園の勝利となります!
礼!!》
「「「ありがとうございました!!」」」
「「「ありがとうございました。」」」