天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「・・・・・勝負ありですね。」


「変態先生。」


「はい、龍君。」


「俺に代打出した事、
一生恨んでやるからな。」


「・・・その割には嬉しそうですね。」


「良くも悪くも、中村以外で俺に意見できるのはあんただけだからなっ。」


「・・その悔しさを忘れないでください。」


「え・・?」


「今日は相性の問題がありましたが、
間違いなく君はこの打線の肝です。

上位打線を務める人には、今日と似たようなシチュエーションは必ずまた来ます。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「次は、君を信じましょう。」


「・・・・・・おう!」


仲が良いのか悪いのか・・
龍ちゃんと変態の会話を聞きながら・・


マウンド上で展開される、
圧巻の憲伸くんの投球!

8回裏も・・9回裏、
最後のバッターも寄せ付けず・・



《2―0をもちまして、
青愛学園の勝利となります!

礼!!》


「「「ありがとうございました!!」」」
「「「ありがとうございました。」」」


< 195 / 399 >

この作品をシェア

pagetop