天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・え・・・・?」


「1年前のあの騒動の折、

理事長と2人で関係各所へ“土下座巡り”をした際、高野連さんにも行って、

【事の顛末を正直に全て話した上で、

[秋季大会の辞退]
と引き替えに土下座して、

立浪君の事を許して頂きましょう】

とあの人が提案してきたので・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」


「まぁ結局・・
その[秋季大会辞退]の決断も、

追撃のマスコミから“生徒に罪は無いのに”と集中砲火を浴びせられて、

また理事長の頭がハゲ散らかりましたけど・・。」


「・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」


「あ、だから・・
もし君が“過去”にこだわっているのなら、

そんな事、我々“大人”が・・あのハゲが、

生徒の為なら、いくらでも土下座するから大丈夫ですよ・・?

“迷惑”なんて思わずに、あの人の円形脱毛症の事なんか気にしなくても大丈夫です。」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」



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