天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「でもあんな・・私達が“負ける”なんて断言する人がベンチにいても、

士気が下がるだけですから。」


「そうそうそれ。

あのマッドサイエンティストが訳の分からないチャチャを入れたようで・・

大変申し訳ございません・・。
皆は大丈夫ですか?」


「大丈夫!
みんな余計に“ぜってぇ負けない”、

“あの変態に一泡吹かせてやる”って気合い入りまくりです!」



今日はキャプテンの中村君と副キャプテンの龍君が作戦を立ててサインを出す・・

という所までお話を聞いたところで思い出した。


・・忘れてはいけないのが、野球は“サイン”が大事なスポーツだという事。


攻撃の際、ベンチからバッターへ。

相手に分からないよう言葉に出さず、
ボディランゲージで指示を出すらしい。


耳たぶの裏を触ったり、
右手で左腕をトントン叩いたりと・・

こうした“サインプレー”によって緻密に実行される作戦というのも、

野球の醍醐味だと本に書いてあった。


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