35cmの音
「成績も常に上位ですし、今回は大目に...」

「こういう真面目な奴ほど危ないんですよ
裏で何やってるか分かりませんよ?」

面倒な存在には理由もいらないんだ。

「いえ、そんなことは」

「とにかく!勉強のストレスを
学校で発散されては困るんですよ!」

大人の目にはそんな風に映るんだね。

「こちらで指導しますので、停学だけはどうか...」

「ではそちらでしっかり指導して下さい
こっちもいちいち面倒なんだよ!」

昔から物分かりは良かった。

「はい。すみませんでした!ほら、光利謝りなさい」

ここで私が謝れば丸く収まる

「すみませんでした」

だからなのか
大人たちへの諦めなのか
そうすることに腹も立たない。
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