35cmの音

ばーちゃんとの約束

咲那の家を飛び出して俺はアメリカに戻った。

理由は“咲那を好き”だと本気で思ったから。

「ばーちゃん。あのさ俺、父さんの所に行こうと思う。」

「日本に?」

「うん。会社継がないってもっかいちゃんと話してくる。」

「...そう言うと思ったよ。そーかいそーかい!
とっとと好きな所へいっちまいな!」

「怒らないの?」

「孫が自分のやりたいことやって何を
怒るんだい?なーに会社は潰れやしないさ」

日本語で喋るばーちゃんは時代劇とかに出てきそうな喋り方。笑

「あんなでかい会社、どー頑張っても潰れねーな。」

「私が女社長として頑張ってきたからね!」

若い頃にばーちゃんが始めた会社

じーちゃん死んでも何のその!って感じで仕事一筋だったもんな。
< 361 / 921 >

この作品をシェア

pagetop