35cmの音
「君、高校生?何歳?どこの子?」

そして輩が多い!笑
「あーそこらへんです!」
今日はテキトーにあしらう。

いつも以上に賑やかな店内

「...をひとつ、えっと、それと、、」

お客さんの声が

「どれですか?」

「...(ボソボソ)これと、」

耳元じゃないと全然聞き取れないほど。

「サナ、ちょっとおいで!大丈夫?
アンタも少しは休憩していいからね!」

マキさんが私の浴衣を整える

髪も浴衣もいつの間にかヨレヨレになってた!

「はい!マキさんも大丈夫ですか?」

調理も大変だろうな


「大丈夫よ!帰りは送るからね!
それまでは頑張ってくれる?ごめんね」

やっぱりラストまでか...よーし!!

「はーい!がんばりますっ」

マキさんに帯をギュッと締められ
背筋かピシッとしてやる気が出てきた!

「さー!頑張ってらっしゃいっ!
浴衣可愛い!すごく似合ってるよサナ」

着る機会ができてよかった

「えへへ。」

花火の音すら聞こえない店内を必死に走り回った
< 412 / 915 >

この作品をシェア

pagetop