お願い、あと少しだけ
明日の予定変更
「どういたしまして。チャイナ服着るまで、少し時間あるから、散歩でもしようか」

「そだね。お腹いっぱいだし」

あちこちで、豚まんや小籠包を売っている。パンダ饅頭を売っているお店もある。可愛いな、パンダ饅頭。同期のみんなに買っていこうかな。

「ねぇ、弘樹。このお饅頭、同期のみんなに買って行かない?」

「いいな。買おうか。これから、奈緒子に変な虫がつかないように守ってもらわなきゃだもんな」

と言うと、これも弘樹が買ってくれた。

「よかったの?」

「ああ、あいつらにはもう、しばらくは会えないだろうから」

う~ん、週末2日、弘樹を独占しちゃってよかったのかな、と奈緒子は思った。そうだ。

「ねぇ・・・やっぱり、明日、自由が丘にしない?新幹線、終電だよね?パンケーキ食べたあと、みんなと合流できないかな。3時くらいから」

奈緒子は優しいな。そう思いながら弘樹は、仲間にラインした。

「急だから、みんなの予定が合うか分からないけどな。・・・でも、いいのか?プラネタリウムとスカイツリー?」

「私たち、また会えるでしょ・・・でしょ?」

奈緒子は弘樹に抱きついた。

「当たり前だろ?月に2回は帰ってくるんだから。じゃあ、今度帰って来たら、1番に行こう」

「うん、約束」

奈緒子は、弘樹の薬指に自分の薬指を絡ませた。

「あ、チャイナ服まであと10分。急ごう」

弘樹は奈緒子の手を引いてスタジオまで急いだ。








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