ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「あのっ……尊和様とは、昔どこかで会ったような気がして、胸がジーンと熱くなっちゃって……尊和様を……誰かに取られたくないって……」

「っ……」

 愛しい……。

 まだ、記憶の中としては残ってくれているんだ……。

 はぁ……。

 思わず、額に優しくキスをする。

 少しピクッとしたヒヨ。

「意地悪してごめんね。許すよ」

 あんなこと言われて、許さないバカがどこにいる。

「あ、ありがとうございます……!!」

 怒ってもいいことなのに……本当に優しい。



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