ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「あー……でもね、我慢しないと……ヒヨにキスしてもらえないんだもん……」

「っ……」

 頑張れ私……!!

「ヒ〜ヨ」

「?」

 突然甘い声で私は尊和様に名を呼ばれた。

「これどうぞ」

 どこから出したのかはわからないが、私が尊和様にもらっていま抱きしめているぬいぐるみとはちがうぬいぐるみを見せてきた尊和様。

「わぁっ……可愛い……!!」

「はいアウト」

「へっ……?」

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