ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。

「許さない」

 ら、来楽ちゃんが、虫を取ってくれて、よかった……。

 あれ?

「ただいま、日夜鈴、日和」

「お父さん!」

「蓮夜くんっ!」

 お父さんが、お仕事から帰ってきたんだ……!!

 その瞬間、尊和くんの表情が少し曇ったのと共に、不敵な笑みを浮かべたような気がした。

「こんにちは、蓮也さん」

「あ?お前は……咲と桜の息子……?」

「そうなのよ蓮也くん!」

「なんでここに?嫌な予感しかしないんだけど」

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