ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「はぁ……あ!これとかいいんじゃないの?ピンクと白のしましま、猫の耳っぽいの着いてるわよ?可愛いじゃない!」

「あ!確かに、日和には似合いそうだな」

「これに、下の方でゆるっと二つ結びして、前髪を上の方で止めたらめちゃくちゃ可愛くなりそうじゃなぁい?」

「確かに!じゃあ日和はこれな!」

「ええっ……!!で、でもっ……嬉しいっ」

「ふっ、よかったなぁ」

「あら?でも、日和がこれにするってことは、私達もじゃなぁい?」

「まぁいんじゃね?あ、瑠奈は紫でどうだ?うさぎの耳かぁ」

「来楽は、黒は?くまよ?」

「お、いいな!じゃあこれで決定〜」

「じゃあ、買いましょ〜」

「そうだね!」



 駅に着き、眠気がしてくる。

 電車の席に座り、等々睡魔に襲われて、眠ってしまった。

「ふふっ全く。可愛いわね」

「あー瑠奈だけ肩に日和、ずるい〜」

「ふふっ、私の運がいいのよ〜」

 そんな会話も知らずに、私はすやすや夢の中。

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