ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「これをこうしてここをこうっと!」

 1分ぐらいが過ぎた。

「できたっ!」

「わぁー!可愛いな〜!日和〜」

「っ……マジか……」

 可愛すぎるだろ……。

 低いところでゆるく二つ結びして、前髪を上の方で少し止めている。

「ヒヨ、おいで」

「と、尊和くっ……」

 ギュッとヒヨを抱き寄せて、強く抱きしめる。

「んむっ……く……る……ちぃ……」
 
「可愛いっ……閉じ込めたい……」

「ええっ……」

「今日、あなた達も泊まるの?」

「いいなら泊まろうと思ってますよ?」

 鈴がそう言って、そのあとに俺は即、

「絶対泊まらせていただきますから、よろしくお願いしますね」

 そう言う。

「泊まってくれるのっ……?」

 っ……上目遣いとか……ズルすぎるんですけど……。

「うん、泊まらせてもらうよ?今日はお義父さんもいないようだしね」

「わぁ!嬉しいっ……なんかっ……もっと尊和くんに近づけるような気がしてっ……」

「っ……相変わらず……可愛すぎるよ」

 そう言って、額にチュッと口付けた。

「っ……」

「そんなに可愛い照れ方しちゃって……ますます離したくなくなるんだけど……」

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