あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
俺は、どうしてもこの結婚を白紙にしたく、両親を説得するため東京に戻った。
しかし、どんなに説得しても父親は首を縦に振ってはくれなかった。
だからといって、納得できるはずもなく、交渉決裂という結果になった。
とりあえず、現状を彼女に報告し、今後のことを話し合い、二人で頑張ろう。
そう思っていたが、彼女からの返事は
【もう会えません】
という短すぎる返事だった。
これはちゃんと話を聞かなければ。そう思い島に戻ると、想像もつかないことが起こっていた。
翼に子供がいたのだ。
そして翼は子供を理由に俺との関係を終わりにしたいといった。
だが、子供の名前を聞いた瞬間、俺の子かもしれないと直感した。
だが、彼女の返事は違った。
元カレの子だと言ったのだ。
もちろん俺は信じなかった。それは彼女の表情を見ればわかることだった。
ただ、子供が入院している時に何を言っても、いい方向には進まない。
それに俺自身の問題も解決していない。
強引に翼を自分のものにしたところで、うまくいかないと思った俺は、一旦彼女と距離を置くことにした。
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