あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
そしてホテルへ向かって歩いていると後ろの方で「翼さん!」と私を呼ぶ声がした。
振り向くと悠一さんがこっちに向かって走ってきたのだ。
もしかして忘れ物でもした? そう思っていると彼が目の前で止まった。
「悠一さん、どうしたんですか?」
「どうしたって……席を外している間に勝手に帰るから」
勝手って……。
彼のスマホが突然鳴り、席を外した時に、帰るなら今しかないとおもった私は、店を出たのだ。
だってこのまま一緒にいたら高鳴る胸のときめきを止めることができなくなると思ったからだ。
それなのに彼は追いかけてきた。
「それはその……」
好きになっちゃいそうで帰ったなんて言えるわけがなく、なんて答えたらいいのかと言葉を探していた。
すると悠一さんは私の手を取って鋭い眼差しを向けた。
「このまま君を帰したら俺は一生後悔する。だから率直に言う。君ともっと一緒にいたい」
私は自分の耳を疑った。
「一緒にいたいって……私たち今日会ったばかりですよ」
言葉とは裏腹に、お店にいた時とは比較にならないほど胸がドキドキしていた。
彼が私に好意を持ってくれてると思ったら、ときめかずにはいられなかった。だが、その反面、彼の好意を素直に受け止めていいのかと躊躇した。
だって明日の朝、私は東京を離れる。
もう2度とこの人とも会えない……。
「翼さん」
振り向くと悠一さんがこっちに向かって走ってきたのだ。
もしかして忘れ物でもした? そう思っていると彼が目の前で止まった。
「悠一さん、どうしたんですか?」
「どうしたって……席を外している間に勝手に帰るから」
勝手って……。
彼のスマホが突然鳴り、席を外した時に、帰るなら今しかないとおもった私は、店を出たのだ。
だってこのまま一緒にいたら高鳴る胸のときめきを止めることができなくなると思ったからだ。
それなのに彼は追いかけてきた。
「それはその……」
好きになっちゃいそうで帰ったなんて言えるわけがなく、なんて答えたらいいのかと言葉を探していた。
すると悠一さんは私の手を取って鋭い眼差しを向けた。
「このまま君を帰したら俺は一生後悔する。だから率直に言う。君ともっと一緒にいたい」
私は自分の耳を疑った。
「一緒にいたいって……私たち今日会ったばかりですよ」
言葉とは裏腹に、お店にいた時とは比較にならないほど胸がドキドキしていた。
彼が私に好意を持ってくれてると思ったら、ときめかずにはいられなかった。だが、その反面、彼の好意を素直に受け止めていいのかと躊躇した。
だって明日の朝、私は東京を離れる。
もう2度とこの人とも会えない……。
「翼さん」