あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
両親は驚き、なんでまたそんな子持ちの女性をといった。
「まだ、ちゃんと確認はしていないけど。恐らく父親は俺です」
その言葉に両親は顔を見合わせさらに驚いた。
「彼女は否定しているけど、それは俺に婚約者がいたから……俺のことを思っての嘘だと思う」
「あなたはその子に会ってるの?」
「一度だけね。名前は柊一っていって……俺の名前から一字とってる」
母は父をみて
「お父さん、私たちに孫がいるかもしれないんですって」
「加賀美はそんなこと何も言ってなかったぞ?」
ぼそっとつぶやいた父の言葉を俺は聞き逃さなかった。
「親父、加賀美って……彼女のことを調べたのか?」
父は俺のことを調べ、翼の存在を知った。
そして加賀美が翼に会い、俺との関係を精算させたというのだ。
「なんてことをしてくれたんだ!」
父親にも腹が立つが、何にも気づかなかった自分自身にも腹が立った。
だから俺が帰るからあって欲しいとメールをしたら【もう会えません】と返事が来たんだ。
「お父さん、なんてことを」
母も動揺していた。
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