幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
何をもって、そんなに自分の弱み…みたいなのを見せているんだろう。
でも、聞き続けるしかない。
「…でも、それが俺にとって丁度良かった」
この重苦しい空気の中、ずっと自嘲ばかりしていた影野くんが穏やかに笑った。
「ただ俺と話したい結弦と、俺のことなんて特に気にもとめない霧山さん。俺はそこに入り込む隙間すらなない。意外にこの環境が、結構心地よかったのかも。切り替わりはしたけど…気が楽だったのは確かだから」
「だから、感謝してるんだよ」と言いながら、クレープの最後の一口を食べ終えた。