幼なじみの溺愛が、私を離してくれません
『結弦って、必要以上に霧山さんと一緒にいるよな。羨まし〜!』
結弦の友達との会話を偶然聞いてしまったときのこと。
あれは中学2年生の最初の頃。
違うクラスだった結弦を迎えに行ったとき。
そんな声が聞こえて、思わず立ち止まってしまった。
『結弦は、ぶっちゃけ霧山さんのことどう思ってんの?やっぱり、好きだったりする!?』
(っ…!何聞いてるの…!?)
結弦の返答が怖くて、その場から逃げ出してしまいたかった。
でも、体が思うように動けなくて。
『いや、雫とはそんなんじゃないよ』