サッカー部のイケメン二人の間で揺れて
私は大きく深呼吸して、
「あの、良かったら私とお付き合いしてもら・・・」
「詩織、ストップ! それ以上言わないで」
そう言って恭介の手で口を塞がれたから、お付き合いの申し込みを最後まで言えなかった。
どうして? どうして私の言葉を遮るの?
好きって言ってくれたのに。
好き、とお付き合いするのって、違うの?
それとも本当は私のことなんて・・・・
「詩織、俺から言いたい」
「詩織、好きです。俺と付き合ってもらえませんか?」
「えっ?」
「俺から告りたかった」
びっくりした。
まさか恭介から言ってもらえるなんて思ってなかった。
私だけが好きなんだと思ってた。
「はい。よろしくお願いします」
「よし! じゃ、今から俺たちカップルだかんね、忘れんなよ!」
恭介はおどけてそんな風に言った。