サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

「俺さ、優斗先輩みたいに高校卒業してJリーグに入るとか、ないだろ。優斗先輩が詩織に一緒に大阪に来て欲しいって言ってたの聞いてさ、俺はまだまだそんなプロポーズを詩織にはできないし。まだ子供なんだよ」

「あれは、別にプロポーズされた訳じゃないよ。それに、私まだ結婚なんて考えたことないし。そりゃさ、いつかはって思うけど。まずは仕事がしたいかな」

「うん、俺、応援するよ。詩織も受験勉強で忙しくなるな」

「お互い頑張ろうね。全国大会、応援に行くし」

「おう! 俺、出場するか分からないけどな」

「でも、応援に行きたいの」

「うん、楽しみにしてる」

< 135 / 347 >

この作品をシェア

pagetop