サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

「ねぇ、詩織。キスしたい・・・しても、いい?」

詩織は真っ赤になって、俺を抱きしめていた手を緩めた。

ホントに素直な詩織。

そして、俺は少しかがんで詩織にキスをした。

「俺のこと、煽るからだよ」

「なっ!・・・」

その先の言葉を言わせないように、もう一度、詩織にキスをした。


なんか、悩んでるのがバカらしくなってきた。

詩織はこうやって俺の隣にいてくれるじゃないか。

それだけじゃ、ダメなのか?

詩織が卒業したって、会う時間が減ったって、大丈夫なんじゃないかと思えた。


「詩織、ありがとう。俺、いっぱい元気貰った。次に俺が悩んだときはさ、チューの先をヨ・ロ・シ・クね」


「もう! 恭介のエッチ!!」

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