サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

「詩織? なにやってんの、こんな所で」

「恭介のこと、待ってた。一緒に帰ってもらえませんか?」

それを聞いていた佳希くんが気を利かせてくれて。

「俺、あっち方向だから。またな、恭介、、、と君島先輩」

そう言って私たちとは別の方向へ行ってしまった。

「バカ佳希。帰りは同じ方向なのに」

そんな佳希くんの優しさに今日は甘えることにして。

チラっと恭介の顔を覗いてみる。
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