サッカー部のイケメン二人の間で揺れて
◎ 今日がその日と決意して -恭介-
俺は寝不足のままK大学の試験を受けている。
寝不足だけど、試験は問題なく解答できたから合格する自信はある。
俺は試験が終わって真っ直ぐ詩織のアパートへ帰った。
この時間、詩織はバイトに行っているから部屋には居ないはずだ。
俺は詩織に貰った鍵を使って詩織の部屋に入る。
このドアも、カーテンも、部屋の家具も、全部が俺と詩織の思い出だ。
俺はこの部屋の景色を目に焼き付けた。