サッカー部のイケメン二人の間で揺れて
後半戦が始まった。
相変わらず相手は優斗先輩のマークにつく。
それでも優斗先輩は二人のマークをかわし、フォワードへパスを繋ぐ。
そのチャンスをフォワードがきっちり決めて1-0となった。
俺はベンチで立ち上がり、ナイスアシスト!と叫んだ。
残り15分。この先制点を守り切ってくれ。
と、優斗先輩は審判の見ていないところで相手選手に倒された。
完全にレッドカードになる反則行為だ。
俺たちは猛抗議をした。
しかし、審判が見ていなかったせいで、イエローカードしか出してもらえなかった。