サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

後半戦が始まった。


相変わらず相手は優斗先輩のマークにつく。

それでも優斗先輩は二人のマークをかわし、フォワードへパスを繋ぐ。

そのチャンスをフォワードがきっちり決めて1-0となった。

俺はベンチで立ち上がり、ナイスアシスト!と叫んだ。

残り15分。この先制点を守り切ってくれ。

と、優斗先輩は審判の見ていないところで相手選手に倒された。

完全にレッドカードになる反則行為だ。

俺たちは猛抗議をした。

しかし、審判が見ていなかったせいで、イエローカードしか出してもらえなかった。
< 82 / 347 >

この作品をシェア

pagetop