サッカー部のイケメン二人の間で揺れて

俺たちが揉めている脇で、優斗先輩が立ち上がれない。

どうにか自力で起き上がろうとしているが、上半身すら起こすことができない。

優斗先輩の顔が痛みで歪んでいる。

優斗先輩は担架に乗せられピッチの外へ出される。

しばらく救護の人が診ているが、その判断で救護室へと運ばれてしまった。

そして、優斗先輩の交代として俺が呼ばれた。



優斗先輩の気持ちを思うと、やるせなかった。


< 83 / 347 >

この作品をシェア

pagetop