訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
それからも、死角がある度に銃や刃物を持った奴等が出てきて
栞が《サイコキネシス》で防いだり《ヒュプノ》で幻覚を見せる
だが、体に傷を負ってる今、力まで使ってるから徐々に弱ってく
クタ…と頭が垂れ、目も開かない

「シオリ!あと少しで出られる!後ちょっとの辛抱だ!」

ケイの言葉で俺にも力が入る
あと少し!あと少しだっ!
廊下が終わり、広い所に出た
窓から見える景色はもう暗く、1日中ここに居たんだと知る
見渡せば玄関らしき扉が見え、走り出そうとした瞬間
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