訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事〜
11…独占欲、再び
数日後
栞と縁側でのんびりしてると、急に栞が明後日の方向を向く

「? どうした?」
「今、ケイから呼び掛けられた」
「…」

ケイは海外に戻った後も、こうやってたまに《テレパシー》で栞と話す
前に、何でケイから出来るのか聞いたら

『違うよ。ケイにも蓮と紫音みたいに身に付ける物を渡してて
 私と話したいって思ってくれれば、それを感じ取って話し掛けるの』

俺を他所に栞は楽しそうに《テレパシー》を使ってる
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