訳あり無表情少女と一途な幼馴染 〜裏の仕事part2〜
ある日
仕事関係の書類を持ち、若の部屋に

「若、書類を持ってきました」
「入れ」
「失礼します」

襖を開ければ、机に向かい書類仕事をしてる若が
近寄って、机の片隅に書類を置く

「本日の分はコレで以上です」
「分かった」
「では」
「酒向」
「はい」
「30分後、来い」
「…はい」

部屋を出て、自室へ向かう
…今回は、どんな案件なのか
組関係なら《仕事》と言われるが、《来い》とだけ言われた
つまり、今回は組として動かない
そういう案件の時、情報を把握するのは極限られた者だけ
他に知られない様、秘密裏に処理しなければならない仕事という事だ

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