【完結】君の全てを奪いたい〜俺の愛で埋め尽くす〜



「あ、休憩終わっちゃったね……」

「そうだね。とりあえず、戻ろうか」

「うん」

 休憩後はただひたすら仕事をした。仕事を終えたわたしたは、再び藍那と居酒屋でお酒を飲みながら続きを話すことにした。

「今日はわたしのおごりだから。好きなの食べて、好きなの飲みな」

「……ありがとう、藍那」

 こういう時にそばにいてくれるのは、大体親友の藍那だ。 藍那は何も言わずとも、そばにいてくれるのだ。だけど時々、こうやって話を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりする。

「生ビールでいい?」

「うん。 あ、後枝豆とポテトサラダも食べたい」

「はいよ。じゃあ頼みますか」

「うん」

 ビールやおつまみなど軽く頼んだわたしたちは、ビールで乾杯した後、早速おつまみを食べながら話し始めた。

「で、さっきの続きなんだけどさ」

「そうだったね。……どこまで話したんだっけ?」

「確か、覚えてたら何かしら言ってくるでしょ?っていうことと……何だっけ。忘れた」
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