騎士(ナイト)に チェックメイト



「家まで送っていくよ」

「車に乗って?」








「だ、だいじょうぶです。ひとりでかえれます」






「そう?ぢゃあ記念にこれあげる」



そういって渡されたのは白い液体が入った小瓶。




「僕だよ。大切にしてね」 





気持ち悪くてゾッとしたけどそれを受け取るしか選択肢はなかった。





あの笑顔で




「また会おうね」




そう言って部屋を出て行った。







震える足で必死に立ち上がり携帯を拾って、開いているドアの先にある玄関に早足に向かった。


靴も履かずに、そこからは必死で走った。




ここが何処かとかそんなこと考える余裕もなくただただ人がいる道を目指し走り続けた。



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