騎士(ナイト)に チェックメイト



「お疲れ様でした」

そう言って階段を降りた。
約束通り階段の前には樹くんがいた。


「お疲れさん、バイクあっちに停めてるから」




少しだけ歩いたところに停めてあるバイク。




「はい、メット」

「私バイクの後ろ乗るの初めて」

「こわい?」

「ううん、嬉しい」



そう言ったら微笑んでくれた。


「はい、乗って」

「うん」


スクールバックを背中に背負い後ろに跨った。



樹くんのバイクはネイキッド形でバイクに乗るのが初めてな私は


「これどこ掴んでればいいの?振り落とされそう」


「大丈夫だよ。腰に手回してしっかり俺のジャケット掴んでて?」


「う、うん」


腕を回すため近づくと、樹くんの背中の大きさや香水の匂いにまたドキドキが止まらない。



「ほら、しっかり回せって」


私の手を掴んでギュッと密着させた。


樹くんが振り向いたらキス出来そうな距離に顔があって恥ずかしさが込み上げてきた。


「行くよ」

「うん」


家までバイクで10分。

永遠に乗っていたいと思ってしまう私はもう完全に貴方に夢中みたい。
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