クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「いやしかし、それはだな……!」

「正直で強運の持ち主……。鳥飼くんを選んだのはそれだけが本当に理由だったんですか?」

理事長が息子の校長にむきになって反論しようとした時、孫の響一郎は静かだが威圧感のある声で、祖父である理事長に尋ねた。

「私が選んだワケではないよ、響一郎。我らの天神様である、菅原道真公が彼女を選んだのだよ……」

理事長は自信に溢れた顔で不敵に笑った。

「それは、菅原家が代々〈吉祥天女〉を信仰していたことと関係があるのですか?」

響一郎も父親の校長によく似た表情で尋ねた。
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