クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
響一郎はレジュメと言ったので普通にプリントを何枚かホッチキスで留めた物を想像していた魅亜は一目見るなり度胆を抜かれた。

「り、立派過ぎる……」

響一郎が持って来た“レジュメ”はまるでリゾートホテルのパンフレットか、有名モデルの写真集のようだった。

カラフルなカラーの表紙には、なぜか色とりどりの南国の花々とエメラルドグリーンの海をバックに巫女装束の女性がニッコリ微笑むというミスマッチ感満載の小冊子だった。

小冊子は数冊あるが、タイトルはそれぞれ

『平安時代の食生活』

『平安時代の言葉と発音』

『平安時代の生活習慣』など表紙と比較するとタイトルはかなり地味な代物だった。
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