クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「……で?他に何か気付いたことはないかな?今後の創作活動の参考にするから、率直な感想を言ってくれないかい?」

え!まだやるつもりですか!?とは、魅亜はとても言えない。

響一郎は眼鏡の奥の瞳をキラキラさせて彼女の返事を待っているのだ。

「そ、率直な感想といいますと……」

「うん!うん!」

「か、傾いてるかなって──」

「……!」

「構図が傾いてて、緊迫感があるかなって……」

なぜ平安時代の勉強に緊迫感が必要なのか?

率直な感想を求められたから見たままを言った魅亜だが、そんな理由はわかりはしない。

しかし、この感想に響一郎は歓声に近い、驚きの声を上げた。
< 119 / 200 >

この作品をシェア

pagetop