クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
『今夜の決闘は中止せよ!ダメ!絶対! 魅亜より』
魅亜が送信ボタンをタップしてホッとしたのも束の間、今度はそんな魅亜の様子を隣で見ていた響一郎が、とんでもないことを言い出した。

「もしかしたら……、鳥飼くんが好きだと言っていたのは、この田部井 暁なのかい?」

「え!?はッ?な!?」

「いや、あまりにキミが熱心だから……。それにメールをし合う仲なんて何だか羨ましいな」

響一郎は何故か少しだけ寂しそうに、長テーブルに置いたままの自分の水色のスマホを眺めていた。

「ご、ご、ご、誤解です!!アキラくんにメールしたのは今が初めてで、しかもアドレスとか交換したのも今朝の電車の中で!だから、いつもいつもメールしてるワケじゃありません!!」
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