クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「何だ?僕が鳥飼くんのスマホに出たのが不服なのか?当然だろ、我々2人のいさかいが原因で鳥飼くんは大変困惑している。キミも仮にも“用心棒”を名乗るなら、雇い主を困らせるようなマネは止めたまえ」

いえ、あの、先輩……!雇い主だなんて私アキラくんに何の報酬も払ってないし!

そういえば今頃気づいたけどまさかお母さんたら、アキラくんたちを天女の個人レッスンが終わるまで、このままタダ働きさせる気なんじゃ……。

ついさっきまで魅亜と構図の話題で盛り上がっていたせいか、殊更に“用心棒”という単語を強調する響一郎。

その彼を茫然と見つめながら、魅亜は報酬未払い問題について頭を痛めていた。
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