クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「なかなか、いい展開になってきたようだな……。そう思わんか?恭太郎」

魅亜と響一郎が慌ただしく去って行った無人の校長室に、野太い男の声が響いた。

「何を言ってるんですか?響一郎は鳥飼さんを怒らせた上に泣かせてしまったんですよ。もう、彼女は【隠し天女】を引き受けてはくれないでしょう」

恭太郎と呼ばれた校長は、理事長室から校長室に続くドアを開けながら理事長である父親に答えた。

「いやいや!やはりお前も響一郎も、まだまだ女心がわかっておらんな!今の段階では上々の滑り出しだ!!」
理事長は上機嫌で息子の後から、校長室に入ってきた。
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