クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「鳥飼くんのあの様子を見るに、すでに響一郎にぞっこんと言ったところだな!いや、結構結構!!」

日焼けした顔をほころばせて、理事長は先程まで魅亜が座っていた椅子にドッかと座った。

「まったく、響一郎が我々にあれほど帰れと念を押したというのに……。理事長と校長が揃いも揃って盗み聞きとは」

校長は不満げに息子の響一郎が倒した椅子を起こすと、父親の隣に座る。

「まあ、そう言うな!お前とて、響一郎の恋の行方には父親として関心があるだろう!?」

「残念ながら響一郎の場合は恋愛感情ではなく、友情です。趣味の話題で盛り上がれる女子の友達が初めて出来たんですから。年齢相応の男子中学生として、もう響一郎と鳥飼さんのことは放っておいて頂けませんか?」
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