クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
「きっと、入学早々“恋愛成就”の祈願なんて、不真面目だ、とか怒られるだけだよ。このくらい心配しないで!ひとりで行ってくるからさ!」

魅亜はことさらカラ元気を出して、イヤがる田部井ちゃんを先に帰したのだった。

魅亜たち1年生の教室は教室棟の1階にある。

その教室棟から校長室のある職員棟への渡り廊下を歩く。

季節は5月に変わり、校庭の木々は緑の葉を陽光にキラキラと輝かせていた。

時間は夕方の6時少し過ぎ。

光と影の織り成す、グラデーションが校舎に映えてとても美しい。
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