クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
鼻息荒く、モップを背中に括りつけた田部井ちゃんの姿を思い出しながら、自分にとっての本当の“ヒーロー”は田部井ちゃんなのだ、とつくづく思う。

だから、大事にしよう。

こんな〈菅原関連〉の呼び出しで田部井ちゃんを煩わせちゃいけないんだよ。

魅亜は田部井ちゃんと同じ単語を思い浮かべているとも知らず、渡り廊下を歩き切ると今度は、職員棟の階段を校長室目指して昇り始めた。
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