クールな完璧先輩は推し活女子を溺愛する
みーちゃんがなぜその胡散臭い〈天女〉の役に選ばれたのか、いまひとつ納得できないし、そもそも具体的に何をやらされるのかも判らない……。

みーちゃんは乗り気だけどこのままじゃさすがの私も、手の打ちようがないわね……。

母が眉間にこれでもか、と深いシワを寄せて考え込んでいると魅亜はそわそわと母に相談した。

「ねぇ、お母さんいいでしょ?明日から天女の個人レッスンに行っても?」

「うう~ん」

「ねぇ!お母さんたら!」

「しかたない……。用心棒を雇うか……」

「用心棒?」

魅亜が不思議そうに母を見つめていると、彼女はおもむろに、懐からスマホを取り出した。
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