光を掴んだその先に。─After story─




浴衣ではなく首元の緩いスウェット姿も初めて見る。

なんでも似合ってしまうな、イケメンは。



「さわり方…変だよ…、」


「…変って、なにが」


「な、なにがって……そうやって撫でたり…」


「───こうか?」



くすぐったくも優しくて、いやらしい手付きは再び刺激してくる。

熱い。
身体が、熱い。



「ゃ…っ」



声も容赦なく出てしまう。

……というより、わざと出させてるようにしか思えない。



「…さすがに少し先に進む」


「え……、わっ…!」



毎度お馴染みの運び方となった、お姫様抱っこ。


そのままスタスタとドアへ向かって、抜かりないタイミングで電気は消された。

廊下を渡って寝室へと。


そのまま大きなベッドへ跳ねるように下ろされた。



「さ、先ってなに…?」


「…これから教えてやる」


「っ…、んんっ…!」



覆い被さって合わさった唇は、やっぱりいつもとはどこか違った。


その熱もあつい…。
逆上せてしまいそうなほどに、あつい。

それはキスの先が始まってしまう予感。


にゅるっと口内に侵入してきた舌は、唇をなぞって並んだ歯をなぞって絡めとる。



「ふっ…ぁ…っ、…まって…っ」


「…待っていいのか。して欲しそうな顔してるけどな」



わたし今、どんな顔してる……?


とろけてしまいそうだ。
身体が熱くて、目が潤む。

息もだんだんと荒くなるのに、そこを塞ぐように甘く激しいキスが降ってきて。


でも“して欲しそうな顔”をしてるのは私だけじゃないはず。



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