内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
「祐奈、祐奈……!」
 大きくて熱い彼の手が、祐奈の身体を辿り始める。
 今日買ったばかりの真新しいパジャマの上を欲しがるように這い回る。
 余裕のない荒いキスが身体中に降り注ぎ、彼の想いを刻み込む。
「ああ、あ……!」
 祐奈の身体が火がついたように熱くなる。
 はじめて彼を知ったあの夜もこんな風に翻弄されて、祐奈は彼に落ちていった。
「大雅、大雅……」
 無我夢中で名前を呼び、祐奈は彼にしがみつく。
「あ、大雅……!」
 その時。
「あまー、たーたん‼︎」
 隣室からの泣き声に、大雅の手がぴたりと止まる。
「あ……、大和」
 呟くと、祐奈の胸元の大雅の唇からふぅーと長い息が漏れた。
 なんとも言えない微妙な空気。
 だが次の瞬間大雅は祐奈を抱いたまま、くっくと肩を揺らして笑い出した。
「た、大雅……?」
 戸惑いながら呼びかけると、ちゅっと頬に口づけられる。
「世界一かわいい、最強のライバルだな」
 優しい優しい言葉とともに、祐奈はそっと解放された。
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